

作物は、一般的に気温や日照量が落ちてくると生育が鈍り、肥料や水を与えても夏の様に反応しなくなります。特に栄養成長(草勢)と生殖成長(果実肥大)のバランスを保ちながら生育している果菜類は影響が大きくなります。
トマト、胡瓜、ピーマンなど冬季栽培になにか良い方法があるでしょうか・・・・
原因別に4つの対策を考えてみました。

愛媛県で大葉の周年栽培をしているKグループは、長年、冬季の収量減少に悩んでいました。試行錯誤の結果、冬でも成長を持続させる効率の高い「電照方法」を見つけ、現在では年間驚異的な収量を上げています。特に価格の跳ね上がる低日照期に安定した収量が上がることは経営上、大きなメリットとなっています。
この成功を基に果菜類など色々な作物に応用してみた結果、同様な結論を得ました。
つまり、低温、低日照期は生育の基本である栄養成長を如何に確保するかで結果が決まるということです!この時期に必要なものは肥料よりも先ず、光合成に必須な有効波長光線と温度です。
作物は水分(養分)を根から重力に逆らい浸透圧を利用して成長点に向けて運んでいます。この作業を補助するためハウス内を減圧すると吸肥促進に効果が期待できます。
低温期はハウスを閉め切りますので減圧が可能となります。
ハウス内の気密性を良くして、換気用ファンを1個取り付け排気します。
夜明け前の早朝、2時間程度、減圧します。減圧により根の吸水、吸肥活動が高まり、夜明けと共に光合成がスタートし葉が立ってきます。
但し、温度管理の問題もあるので、時期には注意が必要です。
地温が下ると根の活力が低下し、吸肥力が落ちてきます。
下記を参考にして可能な対策を実施しましょう。