当サイトの運営者である私たち日本マックランド株式会社は、昭和59年低価格シードテープ(種子テープ)の開発からスタートし、徐々に事業基盤を築いてきました。シードテープは水溶性と生分解性があり、生分解性は土中の微生物で分解する様に作られています。しかし、年々分解速度が遅くなり、土に残る現象が起きていることに気が付きました。これは作物の病気を抑えるため強力な殺菌剤を多用する圃場に起こり、土壌微生物の活力低下と減少→菌バランス崩壊→病気多発→農薬多投→生態系の崩壊という悪循環の始まりでした。

昭和が終る頃、取引先のJAや農業資材店には病害虫に侵された作物を持ち、相談に訪れる生産者が増え始めていました。「何でこんなに病害虫が多発するのか・・・」興味を持ち、野菜や果樹産地を歩いて調べ、得た結論は、「生態系循環農業への転換」でした。しかし、当時は化学肥料、農薬万能時代で色々な面でハードルが高く、一筋縄では行かず、第二のチャレンジが始まりました。
考え方の基本は「医食同源」、即ち「食で生命力、治癒力を高める」漢方の思想に求めました。「医食同源」を農業では「土の食養生」と言う言葉に置き換え、バランスの取れた土作りで土壌微生物を増やし、彼らが作り出す多種多様な天然物質で「強い生命力のある農産物作り」を提案しました。今、振り返れば時代のニーズは「安心、安全、美味しい」であり、環境を含めて生態系循環農業は不可欠なテーマとなっています。

2008年に入り、世界経済激変と日本が構造的に抱えるグローバル化、消費減、多様化、流通業統合、物流変化、競争激化、価格下落など消費地由来の問題と、就農人口減少と高齢化、資材高騰、温暖化など生産地が抱える問題が顕在化してきました。
この先、従来通りで経営が成り立って行くのか不透明感が漂い始めています。構造的な需要減の中で「作ること」はともかく、採算の取れる価格で「売ること」が、政策的に増えている大規模生産者には緊急、最重要課題となっています。
当社はこの時代を予測して2004年より第三のチャレンジ「農産物の流通・販売ネットワーク」の構築を始めました。生産、物流、販売、消費者まで一つの生命体として捉え、漢方の「気・血・水」即ち「心、モノ、金」が上手く循環し、継続できるシステム作りにトライしています。「土壌」「気候」「品種」「「作型」「栽培レベル」「労働力」「生産者の相性」「輸送条件」「再生産価格」など多角的に検討し、競争力のある商品作りをアドバイスしております。また、販売先には店のコンセプトを明確にして頂き、ミスマッチが起こらないようご提案しております。

私たちは単なる農業資材の販売業者でもなければ、農作物を扱う流通業者などではありません。農業従事者の方々の困っている事案に対して的確なソリューションを提供し、意欲あふれる方々の農業を成功へと導くための支援者でありたいと考えています。
最近は農業がちょっとしたブームになっています。しかし、当たり前ですが農業はブームに乗って軽い気持ちで飛び込んで成功(家族の生計を成り立たせるだけでも)できるほど甘い職業ではありません。自然との継続的な対話である農業は毎日が変化の連続であり、試練であります。そのような中で汗を流して地道な努力をされている方々に対して様々な側面からお手伝いをさせていただくことで、明日の日本の農業に少しでも貢献できたらと思います。
農業に関して何かご相談やお困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。私たちは、これまでの経験、独自の農業資材やのネットワークなどを駆使して、あなたの農業を精一杯サポートさせていただきます。

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