私たち人間も含めて地球上の生物は、絶妙なバランス(調和)の中で生き、生かされています。その絶妙なバランスが崩れた時、この生命活動は、甚大な影響を受ける事になります。「人間の力で何とかできる」「何とかしてやろう」と自然界の法則を軽視して人間の都合だけで物事を考え進めますと、自然界に備わっている復元力が混乱し「不安定」な状況が起こってきます。
人間に出来る事は、バランスが崩れた時に、自然の法則に従ってバランスを取り戻す、つまり生態系本来の循環を取り戻す手助けをすることだけです。木を見るだけではなく、森全体を見て考え対応することが重要です。
農業は植物という生命体が持つ能力(遺伝子プログラム)を如何に引き出すかという継続的対話の営みと言えます。私たちは、この植物の能力を最大限引き出すため「医食同源」つまり「食で生命力、治癒力を高める」漢方の思想を基本とし、農業では「土の食養生」という考え方に到達しました。
この「土の食養生」の考え方を1990年代始めから全国各地で実践し、生産者が抱えていた様々な問題を解決に導いてきました。もし貴方が作物作りでお困りのことがありましたら、お気軽にご相談下さい。
私たちは、地道な活動を通じて、今後も日本農業の発展と向上に少しでもお役に立てばと考えています。
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