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経営実例6-北海道知内町[大玉トマト・ニラ・三つ葉・米]
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経営実例6-北海道知内町[大玉トマト・ニラ・三つ葉・米]

北海道知内町 Kさん

北海道知内町 Kさん

大玉トマト・ニラ・三つ葉・米

「高収益農業」ネットワーク化を目指す!

 北海道知内町は函館から西へ車で約1時間、津軽海峡に面したのどかな水田地帯にある。
 主力は水稲だが、冷涼な気候のため必ずしも稲作の適地とは言えず、転作、休耕田も目立つ。反面、この冷涼気候を生かして、ニラ、ホウレン草、夏秋トマトが作られている。
 若手農業人Kさんは水稲10㌶、トマト40㌃、ニラ80㌃、三つ葉(株養成40㌃)を栽培している。跡目を継いだ時、更なる収益向上に取り組み、いろいろチャレンジの末、現在は水稲と野菜3品目に絞った。各品目とも町内では反収上位にランクされている。

(トマト)
 田植えが終わる5月下旬~6月上旬に定植する抑制栽培。2009年は、天候不順で反収8.5トンだった。市況が良かったので売り立て平均単価約約300円/kgを確保し、1000万円超を上げた。ここのトマトは9~10月は比較的相場が堅調で、この時期に収量を上げれば収益が向上する。
 Kさん宅がトマトを作り始めた時、「労力的に土作りや管理に手間がかけられないからなるべく簡単な方法で・・・」との要望で、当初から「スーパーランド673」「根づくり名人」各10袋/反のみでスタートした。以降10数年この設計で作り続けている。
 品質、収量は毎年ほぼ安定しており、平年で9~10トン/反を上げている。通常、これだけ採れば十分採算が取れるが、彼のチャレンジ目標は2010年から12トン/反に引き上げた。日照は並、冷涼な気象条件下にはあるが、かなり高い目標設定だ。しかし、町内で12トンを上げている生産者がいるので十分可能性はある。
 ポイントは「強力な根づくりと維持」「窒素代謝促進技術」

(ニラ)
 知内町のドル箱的存在、関東方面にも出荷されているブランド品。
 Kさんはハウス2400坪(8反)を栽培、11~12月の株切り替え期を除いてほぼ周年出荷している。ニラは株養成期に如何にスタミナのある株を作るかが収益向上のポイントとなる。元肥に「スーパーランド743」初期生育促進と追肥に化学肥料を併用している。7月の三番刈りで一旦、株を休ませ、後半、2回刈りで終了する。株疲れする後半は葉肉と葉幅確保のため「ミネラルバランス」「フィッシュソリブルS」を使う。
 2009年産は1~6月の前半精算で約2000万円、7~10月精算で700万円、合計2700万円を売り上げた。しかし、後半、3回刈りして通期3000万円超にする余地があるので2010年作から取り組む。
 ポイントは、生育期間を短縮する「窒素代謝促進技術」。宮崎で生産者から話を聞いたが、窒素代謝が促進されると生育が早まり、ニラの場合、年間1回は余分に収穫可能。硝酸残留値も少なく、品質(葉肉、葉幅)日持ちも良くなると言う。
 価格低下に対応するには栽培技術を磨いて、品質と収量を上げる努力が不可欠である。

(三つ葉)
 Kさんは更に12月の農閑期を利用して短期高収益作物「三つ葉」を栽培している。
 株養成圃場4反歩に、6月25日頃に播種し、8月盆頃追肥、10月20日株掘り、伏せ込み。11月15日山上げし、80坪ハウスに移して収穫25日前から加温芽出し、暮れの需要期1週間で集中出荷する。
 収穫量は18kg/坪で出荷先と値決め契約、80坪で450万円の売り上げがある。短期決戦でパート賃がかかるが、手取り率は約50%あるので、農閑期の収入としては貴重な存在という。
 但し、高品質品を作るには、温度と水分管理が難しいので誰でも簡単に収益を上げられる訳ではない。

(水稲)
 彼は自分の基盤は「米」と言い切る。「ニラ」「トマト」「三つ葉」で4000万円超の目処が立ったので2008年からいよいよ「米作り」改革に乗り出した。
 何通りかのメニューを提案したが、以前トマトでバイオマック(ヤシガラ炭)を使った経験から先ず「炭」を試してみたいと言った。取り敢えずコストを考えないで、定植前に1枚(5反歩)に25袋のバイオマックを撒き田植えした。1ヶ月ほどして彼から「差が出てきた」との電話があり見に行った。散布区は水が澄み、茎もガッチリしており葉色も良かった。収穫時期は忙しいので細かな収量差は測定できなかったが「10俵は取れた。いける!」と彼は自信を持った。2009年度は追加散布しないで植えたが、やはり手応えがあったと言う。
 この方法はバイオマックが販売された頃から空知を中心に成果を上げている生産者がいる。しかし、コスト的に難があるので2010年から別の方法も試す。
 1.コンバインで刈り取った稲藁を堆肥化し再利用する方法
 菌体を使った色々な方法が行われている。肥料成分がある「発酵有機P432」
 「畑のおかず」「 味一番」などで発酵、堆肥化し、化学肥料を減らす。
 発酵エネルギーロスの少ない「嫌気性菌」も選択肢の一つ。
 2.「いそしおにがり」「ミネラルバランス」「窒素代謝促進資材」も試す。
 3.燐酸吸収係数の高い圃場は「ミネラルPK」を併用する。
 条件が必ずしも良いとは言えない当地だが、収量や品質を上げる方法を一つ一つテストし、目標反収11俵を目指す。農機償却を考えると稲作の採算ラインは25~30㌶と言われているので規模拡大し、コストを低減する。

 「収益の上がる農業経営」を確立し、若い仲間を集めて農場で実践研修、ネットワーク化するのが彼の夢である。

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