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フランスのオーガニック農家を訪ねて(2)パリ近郊

フランスのオーガニック農家

パリ中心部から30~40km離れると、もうそこには森林や広大な農地が広がり、フランスが農業国であることを実感する。近郊野菜農家を訪ねたことがないので、青果関係の仕事をしていたFさんにお願いして案内して頂いた。訪問したのはオーガニック葉菜類の宅配農場を経営している日系三世の若手農業人Gさん(30歳台)。大型蓮棟ハウス約1㌶と露地10㌶を所有している。

オーガニック農家の圃場1 オーガニック農家の圃場2 オーガニック農家の圃場3

◆作物は?
『周年、オーガニックで葉菜類を10種類近く栽培しています。8年前に父親から引き継ぎオーガニックに切り替えましたが、4年間は病害虫が多発して殆ど収穫が出来ませんでした』

◆原因は?
『ここは肥沃な土地にもかかわらず、堆肥や肥料を沢山撒きすぎていました。しかし、肥料を入れないと作物が育たないという固定観念が抜けず、失敗を繰り返してきました。どうしても無農薬にこだわりたいといろいろ試行錯誤していた時に、日本の福岡正信氏の「自然農法」を知りました。その後、自然農法の考え方に近い農法の普及活動をしている日本の組織と出会い、現在はすべて無肥料、無農薬で栽培しています』
『なかなか思うように行きませんでしたが、過去に蓄積した肥料分が無くなり、漸く病害虫の問題が解決し、作れるようになりました。耐病性品種を選んだ事も大な要素と思いますが・・・』
『この圃場は、肥料も何も入れず育て、収穫後に菌体(EM菌)を撒いただけで2年間栽培しています。これで十分育ちますし、病害虫で苦労していた頃が嘘のようです』

◆養分は何処から供給されるのですか?
『畑に残った作物の根が分解して次の養分になります。この分解養分だけで十分です。人間が欲を出して余分な事をするから病害虫に侵されるのです』

◆販売は?
『1箱15ユーロの詰め合わせボックスを作り、会員制一括前払で頂き、グループごとに配達しています』

◆経営は?
『オーガニック野菜を求める消費者が増えているので、お陰様で順調です。消費者にも環境にも貢献していると思うと、やり甲斐がありますね・・・』

小規模農家用播種機

◆課題は?
殆ど機械化が出来ていますから、収穫作業以外は大きな課題はありません。画像の播種機で種蒔きしておけば、あとは潅水するだけです。

【コメント】

今から40~30年前、この無肥料、無農薬栽培が話題になり、マスコミを巻き込んで実現、持続可能な農法か否か論争が起きた事がある。日本ではすっかり下火になったと思っていたが、何とフランスで注目されている。彼の話は常人には納得し難い面があるが、事実である。過去の腐植などの蓄積があるからこそ今は育つのか、長期間再生循環して持続可能なのか・・・全く判らない。
ただ、この様な最低限の養分で育った野菜には生命力があり、病害虫に強く、養分的にも優れているとは思う。

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