

今年も夏秋トマト相場が高値で始まり、北海道や岐阜高冷地など主要産地は元気が良い。特に促成で初期に加温した生産者は日照不足でも、そこそこの収量を上げており顔は明るい。スタートが遅れた生産者は着色が進まず、高値を横目に困惑している。
ミニトマトは例年なら、夏休みに入ると給食需要が落ち込み、7月下旬からお盆にかけて暴落する。今年は1箱(3kg)東京で3.000円近くの高値に張り付いており、お盆を控えていても暴落の気配は今の所無い。原因はいろいろ言われているが、需要が特段拡大している様子もないから、単なる供給減だろう。
九州(熊本、宮崎)が台風や大雨の被害で早めに切り上がり、日照不足で夏秋産地北海道の立ち上がりが大幅に遅れたことが主因と思われる。震災を受けた南東北の出荷減も考えられるが、全国的に果菜類の結果は良くない。
7月末、浜松市内の集まりで、直売場売りや家庭菜園のトマト、茄子が全く成らないと話題になった。露地栽培や家庭菜園は、7月中旬~8月中旬頃まで収穫最盛期。供給過剰で相場の下押し要因となる。今年はこれらの兼業やアマチュア的生産者の収量が減った事も供給減の一つとして考えられる。集まりの中に唯一の専業農家Tさんがやお立ち上がり「こういう年でも、収量を上げるのがプロの腕さ!」と胸を張っていた。
収穫が遅れていた分がこれから一気に出荷され、盆を挟んで市場に集中、その後は成り疲れで急減、急騰という昨年同様のパターンが予想される。
先日、飛騨に行ってきたが、JAでは出荷量の半分を再生産価格と思われる4kg箱1.250円(売り立)で先物契約し、生産者の安定経営を目指している様だ。品種は従来のエイトから堅玉で収量の上がる409等が徐々に増えている(地元生産者の話)
8画像)北海道ニセコ町リンカトマトの選果
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