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どうにもならない?二つのリスク

農業は課題山積であるが、最近、特に気掛かりな点が二つある。

一つは生産に係わる気象災害である。度々報道されている地球規模の気候変動が、日本にも影響が及び始めている。しかし、これは有史以来、繰り返し起きており、人類が翻弄されてきた自然現象。お手上げである・・・

今年のロシアは想像を超える猛暑、お隣のヨーロッパは冷夏。来年の気流の変化は予測できないが、いずれになっても自分の技術と努力でダイナミックに乗り切るしかない。そこが農業の醍醐味と思えば機が楽になる。

 

もう一つは、販売に係わるリスク、デフレの長期化である。価格低迷が恒常化し、経営が更に厳しくなる懸念である。人口減、少子高齢化、ライフスタイルの変化などで需要が減り、主食の米は減反しても慢性的な供給過剰が続く。米に限らず作った物が常識的な再生産価格で売れないのは、単純に言えばその時点の価値が下がったからである。

「将来、耕地農家が減り、供給が減るから農産物価格は上がる。農業の未来は明るい・・・」数十年前から農業関係者にそんな期待感があった。いや、今も少しある。しかし、現実はご存じの通りである。市場開放でグローバル化が進み、国際価格に鞘寄せされる形で、平時は再生産価格ギリギ、専業農家の経営は依然厳しい。新規参入者の中には、想定以上に採算が厳しい現実に直面し、公的支援が切れると撤退するケースも少なくない。食の安全、環境貢献などに価値観を見いだす人もいるが、いずれにしても机上の計算は成り立たない世界。不安定で採算が厳しいのが農業である。

 

この所、新興国需要で潤っていた輸出関連産業が円高で陰りが生じ、中小企業の中には再び仕事が減り、内需への影響が懸念され始めた。大手量販店は「円高還元セール」を打ち、デフレ圧力が一層強まる気配である。

幸か不幸か野菜、果実類はこの猛暑で不作、今の所、相場は堅調だが、大半の農家の顔色は冴えない。

気候変動とデフレの長期化は個人ではどうにもならない。腹を据えて耐え、次のチャンスを待とう。

 

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