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南瓜・・・不作なのに安いのは?

IMG_0189厚沢部南瓜.JPG今夏の平均気温が観測史上最高と報道されている。冷涼地作物が多い北海道農業は深刻な影響が出ている。主要野菜3品の馬鈴薯、玉葱、南瓜は大雨と暑さで株が弱り、夜間の高温多湿で病害が多発、適期防除が後手に回り、品質や収量低下が起きている。

 

春から天候不順が続き、生育、収穫が遅れて、8月の出荷量は例年より大幅に減った。中でも馬鈴薯は不作で、相場は一時300/kg(東京太田/高値)付近まで上昇、今日、831日も273円で高値に張り付いている。玉葱は昨年の8月末294/kgより安い231円。南瓜も昨年の262円から210円に落ちている。スポット的な比較で正確性に欠けるが、生産者から「不作なのに何故安いの・・・」との声が聞こえる。

南瓜は樹が持たないので果実の日焼けを避けるため早切りし、傷まないうちに出荷を急ぐ事が予想される。9月に入ると品質の良くない南瓜が市場に溢れる恐れがある。消費者は猛暑が続き食欲減退、加熱調理が必要な南瓜の販売は涼しくならないと期待できないだろう。まさしく「収量減」「低品質」「消費減」のトリプルパンチだ。

 

しかし、相場の格言に「谷深ければ山また高し」というのがある。持ち堪えられなかった人が投げた(売った)後は、底を打って暴騰するという意味である。土をキチンと作り、根を張らせ、しっかり管理して育てた南瓜は、普通の南瓜より日持ちが良い。収穫後、きっちり乾燥させ、送風機で風を動かしながら最低温度78℃を目安に管理すれば、相場が上がってくるまで十分貯蔵できる。

今年の様な荒れ年は、基本をキチンと実行している生産者にはチャンスと思われたが、今夏の異常高温は耐久度の限度を超えてしまった可能性もある・・・

 

玉葱は高温多雨の年は貯蔵中に腐敗が進みやすい。畑の状況と過去の病気の発生状況を考慮して、将来の高値を期待せず、そこそこ価格ならば「見切り千両」。腐っては元も子もないから来年に期待したい。

 

馬鈴薯は大幅な減収が懸念されるが、価格である程度埋め合わせが付くかも知れない。大豊作、大暴落で精算金が残らない年よりはマシ・・・との考え方も出来る。

いずれにしても、トレンドとして地球は高温化に向かっている。従来の考えは通用しない可能性が高い。

 

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