

トマトの糖度を上げる手段として塩分ストレスを加えて脱水症状を起こさせる方法がある。熊本県八代海沿岸の干拓地で行われている所謂「塩トマト」である。
この原理を応用して北海道上川農業試験場が開発したのがポット栽培塩水潅水方式である。元来、水稲の育苗ハウスの後作で収入が上げられないかというテーマで開発された方式だが、簡便でコストもそれ程かからないので有望である。
画像の様に直径21cmのポリポットに育苗培土を入れ定植する。長段収穫せず、1~2段でピンチ、短期収穫し、次のポット苗を用意しておいて収穫後直ぐに入れ替える。潅水チューブで液肥(化学肥料)と0.1%の塩水を流して育てる。
北海道空知で実験している高糖度トマト生産者Oさんは「潅水が十分出来るので尻腐れの心配は少ないが、食味はあまり期待できないので糖度9~10度位を目標に作らないと厳しいかも・・」と話していた。尻腐れのリスクから解放され、8度以上の高糖度に仕上がれば、急速に普及する可能性を秘めている。
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