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ブログ: 2013年2月

これからの課題 ②コストインフレ対策

政権が変わって大胆な「デフレ脱却」政策に転換、更なる金融緩和で「円」がバラ撒かれる。リーマンショックを受けて、米国を始めEU、中国など経済主要国が景気浮揚策で金利を引き下げ、大量に自国通貨を刷った。日本は1985年以来、ずっと低金利政策が続いており、もう引き下げ余地は乏しい。しかしこれで世界中に通貨が溢れる事になり、再び投機資金が動き始めた。投資家は通貨が下がり資産が目減りするリスクを回避するため金、原油、株式、穀物、非鉄金属・・・などモノ(商品)に替える。比較的安全な資産とされる日本国債で運用していた投資家は売りに転じ、基軸通貨ドルやユーロに換金して「モノ」に替えている。この動きが加速して急激に円安が進み、1ドル70円台→93円、1ユーロ90円台→125円(2月中旬)と12ヶ月の間に約30%も円安が進んだ。輸入業者は半年分位は為替予約し、在庫もある程度持っているので即、値上げという事にはならないが、既に値上げの予告が来始めた。原油価格は1バレル85㌦台から95㌦台に上昇し、円安とのダブルパンでガソリン価格は1㍑153円台に乗せてきた。まさしく、原材料、コストインフレの幕開けである。ただ、鉄鋼など一部の商品は中国で新工場の稼働が始まり、供給過剰の懸念もあると言われている。また、世界景気が上向かなければ実需が伴わないので、一時的な上昇に終わる可能性も残る。日本は当面、長期デフレが続いてきた反動でインフレに振れる可能性が高い。

 

需要が伸びている社会では値上げは比較的通りやすいが、年金生活者が増えている所得縮小社会では食品の値上げは難しい・・・春闘で現役サラリーマンの賃金がインフレ分に見合うだけ上がれば問題は少ないが、円安で潤う一部輸出企業はともかく、国内産業は価格転嫁が厳しい。安易な値上げは結果として更に需要減に直結するリスクもある。歴史的に考えれば資金を持つ強者は儲けるチャンス到来だが、資金の乏しい弱者は、その犠牲になりかねない。6月の参議院選挙が終わると、値上げラッシュに見舞われる可能性がある。コストインフレに今から備えたい。

 

(低付加価値農産物)

化学肥料、農薬、包材、運賃・・・すべてが上昇要因。これらは販売価格に占める割合が高いから値上げが追いつかないと苦しい。特効薬はないが可能な対策から取り組もう。

■自然力を活用する。

自然循環型農業を見直し、化学肥料や農薬の依存度を下げる。従来型農業は化石燃料を原料として省力化し、規模拡大してきたが、一旦、単位面積当たりの収益性をチェックしてみたい。有機と化学資材の併用を自分なりに再検討し、小面積でも構わないから実践してみることをお奨めする。今後の消費者ニーズ、社会変化を考えれば、この方向を目指す時期に来ている。技術が進歩し、コストも下がっているから取り組みの選択肢は広がっている。

(参考)

http://www.e-yasai.com/blog/post-83.html

 

http://www.e-yasai.com/materials/rakuto.pdf

■安価に調達できる仕入れ方法を見直す。

生産資材の仕入れはモノの「価格」だけではなく、「情報価値」も重要。両者を総合して価格→価値判断をしたい。現在はネットで幅広く情報を入手出来るから、仕入れ先を再検討してみたい。。地方では利便性、支払い条件も重要な要素だから、自分に合う方法で選択すればいい。近頃、グループでコンテナ単位でまとめ買いする生産者が増えている。物流経費削減効果がかなり高いから、ある程度まとまった数量を購入する生産者には有効な対策である。

(参考)

http://www.e-yasai.com/materials/container_sale.pdf

■資材を有効利用しているか再チェックする。

肥料でも農薬でも不足すると収量に影響する。その年の天候によっても効果が異なるから本来は作物の状態を見ながら追肥するのが望ましい。大面積では省力面ではマイナスだが、収量増など総合的に考えればメリットがあるかも知れない。重要なのは保肥力を高めて安定肥効を維持し、気候変動などのストレスを受けても作物のダメージをなるべく少なくする事だ。ミネラルの補給も重要なポイントであり、あれこれ使わずシンプルに1資材で対応したい。

(参考)

http://www.e-yasai.com/materials/m-cat01/mer-10.html

 

http://www.e-yasai.com/materials/expert_pk.pdf

 

http://www.e-yasai.com/materials/toyama_sekkai.pdf

■収量を上げてコストを下げる。

コスト対効果の高い葉面散布剤を使う。作物の反収によって使えるコストが決まるが、農家が使いやすい散布コストは10㌃当たり1回100円台、3回散布でそれなりの効果が見える資材だ。

 

(高付加価値農産物)

一般的に販売価格に占める資材費の割合が低いので、コストインフレの影響は限定的だ。資材費をかけても品質や収量の向上に重点を置きたい。世界競争に勝利できる強い農業を目指せるのはこの分野だ。

 

これからの課題 ①社会変化にどう対応する?

125日から10日間、北海道内を廻り、生産者や流通関係者と意見交換してきた。多面的、複雑な変化の中でも取り敢えず自分のポジションを確保している人、足元がぐらついて先行き不透明な人、何も考えていない人・・・様々である。しかし、多くの人達は現状も将来も厳しいと認識している。ただ、従来経験したことのない未体験ゾーンで、何を目指し、何から始めたら良いか解らないと言う。解らない時は現状維持が無難と動かない人が大多数だ。長い間、それなりに豊かで安全な生活が保障されてきたため、厳しい未来はイメージできない、考えたくない世代が主流になってきたから当然だと思う。既に現実は日本が得意としてきた産業分野の競争力が急低下している。昨年末まで円高だったこともあるが、中国、韓国、台湾など競合国の追い上げはますます厳しく、この先は予断を許さない。特に若年失業者が増え、あろう事か貧困率は先進国中、上位となり、従来の経済優等生の面影は薄れている。慢性的な財政赤字、大震災や原発事故の処理も背負って行かねばならない。この様な急激な経済、社会変化の中では現状認識と分析、流れの方向性を早急に再チェックし、組み立て直さねばならない。認識が甘いのか、逃避なのか、生活で目一杯なのか・・・事情は様々だと思うが、兎に角、対応への「気力」「腰の重さ」が気になる。

日本農業の将来を決めると言われるTPP論議がまた始まる。いずれにしても人間は生物・・・自然界の掟で最終的に弱いモノは淘汰される。「世の流れ」を的確に掴み、「茨の道」を希望と信念を持ち、上に上に向かって力強く歩みたい。日本人は優秀な民族、以前の様にみんなで努力すれば輝きを取り戻せる!

 

今日本で起きている変化で、農業にとって最大インパクトは「需要減」と「供給減」の綱引きである。

最近、流通関係者が指摘するのは「モノが動かない・・・」である。価格が安くても高くても青果物は動きが鈍いという。量販店の食品売り上げ高もパッとしない。デフレ、不景気も原因としているが、最大の懸念は「少子高齢化」による需要減。少子高齢化は構造的な問題で、当面解決策は見当たらない。供給側としては経営戦略上最も重視しなくてはならない課題だ。農産物が売れなくなったり、農家が減って作付が減少したり、無くなったりした例が増えている。

北海道南部A町は、以前から大根の大産地で、最盛期には300㌶超あった。平成5年の歴史的大暴騰を境に徐々に減り続け、昨年は1/4以下70㌶。農家の本音は採算が厳しいので他の作物に転換したいが、供選施設の償却が終わっていないためやめられないと言う。企業ならば採算が採れなければ設備売却か廃棄だがJA組織では決断が難しい。市場への相場出荷だから赤字が確定している訳ではないが、需要減で安値が定着しており、高値を期待しつつ償却のため作っている。他の産地も大同小異。

大産地が衰退する一方で、元気なのは直売場。種苗会社が色々な珍しい品種を開発し、販売に力を入れている。販売量は限られるが、形状の珍しいモノ、赤、青、黒など量販店では余り見かけない大根も売れている。辛み大根や煮物など調理の仕方に合わせた品種も支持されている。大量生産して安く売る時代から、個性化して適量販売する時代に変わってきた。

 

主要野菜の一つ南瓜も消費環境の変化で需要減が定着しつつある。黄緑野菜として人気は衰えていないが、1回に食べる量が大幅に減っている。惣菜などの加工品で食べる割合が多くなり、店頭で青果として売れる量は減少が激しい。以前の1/2カットから1/4カットになりもう1/8でも間に合うご時世だ。先日、北海道北部で南瓜を作っているHさんが「南瓜の時代もいよいよ終わりだね・・・」と電話してきた。彼は有機野菜野菜の流通業もしているが、露地野菜の荷動きが落ち異変を感じ、原因を探るため今冬は消費地に出向いて、売り場を廻っている。彼の話では南瓜は既にスライスパック売りに移行開始中。5cmくらいのスライス南瓜にそのまま衣を付けて天麩羅、フライパンで焼き物、電子レンジ加熱で簡単に食べられる。最近は果肉や果皮が固い栗系が主流になったため、家庭の包丁ではカットできないため、人気上昇中で定着しそうだと言う。重量計算すると1パック当たり51/16カット位。1/4カットの1/4となるから販売良は大激減・・・・これでは飯が食えないと自嘲していた。

南瓜に限らず、すべての野菜が同じ道を歩んでいる。

 

高級メロンの産地夕張は、ギフト需要の低迷と生産者の高齢化が進み、最盛期の230戸から昨年は131戸に減少した。このまま需要低迷が続くと100戸大台割が懸念される。販売関係者に回復策を問うてみたが、気候変動で品質や出荷量のブレが大きく、日持ちの悪さは宿命的問題、ギフト宅配から抜けられない。全国的に知名度が高いので拡販の余地はあるが、長年、商権が確立しており、新規開拓は動き辛い。一部、輸出もトライしているが、数量は限定的だ。メロン自体が需要縮小トレンドに入っているから、回生は厳しい。

一方、夕張系品種で市場を通さずギフト会社直売ルートを開拓した北海道南部のT社は元気だ。リーマンショックで注文が減り、一時減反したが、昨年は注文が回復、今年から再び増反する。T社長は、毎年仕事が一段落する2月上旬から全国主要業者を訪問し、情報を集める。マーケットの微少なシグナルも見逃さず、メロン以外に多くのヒット商品を育ててきた。彼は「おいしいモノを作っていれば業者が喜んで育ててくれる。勿論、大量生産して値頃感を出さないと売れないけどね・・・」と話す。

昨年、豊作で暴落した馬鈴薯だが、彼は毎年1215㌶作っている。ギフト商品に仕上げて1月末には完売してしまったという。他に安い芋がゴロゴロしていても彼の男爵芋は格別に美味しいため、通販でリピーターが付く。通販、ネット、宅配インフラの進化などで流通環境や消費者意識が変化している。

Tさんの話を若手友人に話したら、彼は昨年農家と連携してこだわりスイートコーンを作り、IT企業と組んでネット販売した所、1本300円で飛ぶように売れたという。「美味しいモノはネット市場が正しく評価してくれる!」と販売に確信を深めている。我々が気が付かない間に社会変化が進み、市場環境が変化している。

スマホの爆発的な普及が世の中を変え始めている。ジッとしていると従来の市場が奪われる可能性がある・・・

 

 

(2013)作物別 資材の使い方ポイント

 

今年もそろそろ春の準備が始まった。昨年はハウスはともかく、露地野菜は全般的に厳しい結果に終わった。「何を作ったらよいのか・・・」農家の迷いは尽きないが、自然の恵みで農業をしている以上、何を作っても当たり外れは付きものでいくら考えても結論は出てこない。あるとすれば、消費者が「美味しい!また食べたい」と感じて頂けるモノを作ればいい。「美味しい農産物」を作ることが基本中の基本である。残念ながらこの基本が、育種や栽培法の段階から耐病性や収量性など生産者の利益中心に傾き、消費を冷やしている面がある。需要縮小時代に入り、「食べ物の価値・魅力」を高め、お金を使って頂ける様に努力しなければならない。そのようなコンセプトで栽培している生産者の経営は比較的安定している。

 

「おいしい農産物」を作るポイントは、言うまでもなく「品種」「土作り」「管理」である!

 

果菜類

■土作り(反当)

多種多様な養分と菌体を含んだ基本2資材で簡単土作り、施肥!

★根づくり名人・・・基準10袋(抑制等短期栽培は減量可)

★スーパーランド673または743・・・6~10

原則として、堆肥、他の資材は不要。特別不足している成分はミネラルP2~3袋併用する。

 

■葉面散布

「★ネマコートS(多機能総合管理資材)

育苗時から収穫終了前まで約1週間毎に1000倍液を葉面散布します。

酵素の力で植物生理を活性化し、強力な発根、花芽充実、開花、着果、肥大、成熟などが順調に進みます。日照不足、病害虫発生などストレスがかかった場合は500倍で散布します。

通期定期散布は、安定生産資材として高い評価を頂いております。コストは1000倍希釈液1㍑当たり2.6円位で、農薬に混合可能です。

毎年トラブルが発生しやすい方は、是非、お試し下さい。

 

★タマノビール

メロン、スイカ、胡瓜、茄子、ピーマン、イチゴなどの果実肥大に500倍液で葉面散布します。

特に、日照不足時の肥大サポートにおすすめします。葉菜類にも公的です。

 

アマミアップ[AM55

メロン、スイカ、イチゴ、トマトなどの糖度改善サポートに使われているイオン化カルシウム資材。

 

■追肥潅水

★フィッシュソリブルS

窒素6%の動物性有機。

★いそしおにがり

苦土、石灰、加里、その他微量要素を含む潅水資材

 

 

露地野菜

■土作り(反当)

★畑のおかず(464)

品質向上と地力維持に反当5袋基準に散布し、化学肥料を併用します。

★ミネラルPK・エキスパートPK

硫安や尿素などの窒素単肥と組み合わせて、高品質、低コスト栽培が可能です。

 

■葉面散布

★海藻元気

人参など除草剤に1000倍で混用(ダメージ軽減)

 

水稲・麦ほか穀物類

★ミネラルPK・エキスパートPK

反当2~3袋を施用します。品質や収量の改善が期待できます。

 

詳細はお問い合わせください。

 

サイト管理者|日本マックランド株式会社
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