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ブログ: 2011年4月

「今年こそは!・・・」 米作り

 ぼつぼつ、田植えの準備が始まった。

米は日本民族の主食であり、古来から色々な技術が開発され、現在は品質、収量、省力度、コスト共に極限に近い。もっとも、収量、食味など一点に集中して作れば、パフォーマンスはまだ期待できるかも知れない。

国は、米作りの二極化、つまり用途を飯米と加工米に分けて栽培する方針を示している。穀物自給率向上のため、過剰米を米粉にして用途開発を進めている。飯米用として日本人が好むジャポニカ種は、世界的に産地が限られ、日本の消費者の嗜好もあって、現状では海外産に押されることは考えにくい。課題はコスト優先の加工米である。アジアや豪州、米国など環太平洋地域で広く栽培されている多収米、インディカ種との競合である。自由貿易促進気運が高まる中、日本でも多収米品種が開発され、反収1215俵が見えている。飯米だけではなく加工米も栽培技術向上で踏ん張らなければ頑張らなければならない。

 

さて、米は国の政策、JAの方針に沿って作る生産者が大多数である。地域の土壌、気候など長年のデーター蓄積により、専門家が推奨する品種、施肥、防除方針に基づいて栽培すれば大きな問題はない。しかし、従来通り決められた規格、地域によっては蛋白含有量など品質基準をクリアーすれば、生活できる時代は終わっている。栽培から販売まで自分でもう一度再検討し、工夫しななければ経営が厳しくなってきた。

JAS有機、化学合成肥料不使用、化学合成農薬不使用、特別栽培など特定の消費者をターゲットにして栽培する生産者が増えている。何処のポジションを狙うかは各自の環境によるが、この際、将来を見据えて方向性をはっきり決めておくことが望ましい。

 

■慣行栽培

現状で特別問題なければ作り慣れた施肥がよい。稲は天候次第なので、昨年の状況だけを考えて動かすと失敗する。少なくとも過去3年間位の状況を参考にし、今夏の天候予想を勘案して決めたい。

天候は予測できないから、旧来から元肥を少なく、天気を見ながら追肥(穂肥)が行われていた。緩効性肥料の発達で秋落ちを回避する方法もあるが、蛋白含有量が云々される時代には、元肥一発はどうしても天気次第となりやすい。

 

秋に地力作りをして地力窒素を蓄え、元肥はなるべく控える方向で考えたい。低コストが前提となるから稻藁や安価な発酵鶏糞や米糠などを上手に利用することをお奨めする。但し、稻藁はワキ現象の原因となるのでその対策が必要である。

http://www.e-yasai.com/examples/ine.html#point

 

粒張りを良くし、収量、歩留まりを上げるには、窒素以外に燐酸、加里、石灰、苦土、微量要素などをバランス良く効かせることが重要である。色々使うとコスト高になるから、上記成分を一括して含み、しかも燐酸固定が少ないミネラルPKhttp://www.e-yasai.com/materials/m-cat01/mer-10.html

をお奨めする。反当30kg程度でよい。

 

流し込みで速効性を狙うには苦土、加里、ミネラルを含む いそしおにがり がいい。
http://www.e-yasai.com/materials/isoshio.pdf

根張り促進と窒素補給には魚発酵アミノ酸 フィッシュソリブルSが、安心して使える。
http://www.e-yasai.com/materials/fish_s.pdf
いずれも食味向上に適する。

 

JAS有機、化学合成肥料不使用、特別栽培

比較的小面積で反収を上げたい生産者や、大口販売先を確保している農業会社などを中心に、取り組みが増えている。この用途として今年度から米専用有機肥料「う米」を発売した。
http://www.e-yasai.com/materials/umai.pdf
有機肥料は従来の化学肥料と肥効が異なるので、試作をお奨めする。

 

兎に角、稲作は天候に大きく左右されるが、根張りや肥効を安定させる技術で、品質、収量向上の余地はある。米価は過去の様な高価格は期待できないし、国の支援も財政逼迫で限りがある。生産者各自がどう対応して行くかが問われている。

 

サイト管理者|日本マックランド株式会社
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