土壌成分
- PH・・やや低い。
- 過剰成分・・加里(塩基間の拮抗作用により苦土の吸収を阻害します)
- 不足成分・・苦土、鉄、マンガン。
- 全体的にみてバランスの良い状態です。
線虫検査
土壌100g中合計で1573頭検出されました。
チレンクス型、 アフェレンクス型、ドリライムス型、モノレンクス型、ラブディテス型など同種に偏ること無く、寄生性(植物地下部に寄生)と自活性(細菌食性)が様々顕眼されました。
自活性6:
寄生性4:
罹病根の表皮、コブ内部からチレンクス型などの寄生性線虫、更に根の腐敗に伴い、細菌を食べに集まってくる腐性性、自活性の線虫も多く検出されました。
更にコブ内部から、ラッキョ型の雌線虫や。第4期幼虫の雄線虫、また卵も多く検出されました。
こぶの形状より、サツマイモネコブ線虫、アレナリアネコブ、ジャウネコブなどのネコブ線虫の寄生と判断されます。
病原菌
罹病根の表皮、コブの内部からトマト萎凋病、根腐れ萎凋病の フザリウム菌が小型、大型分生子、菌糸の状態で多数検出、他に トマト根腐れ病、苗立ち枯れ病のピシウム菌も多数検出されました。
土壌中からはフザリウム菌とピシウム菌が耐久体の状態(厚膜胞子)で少数確認されています。
また、茎表皮、及び導管の褐色した部分からは、寄生性線虫、フザリウム菌、ピシウム菌が顕眼されました。
寄生性線虫がつけた傷口から、土壌病原菌であるフザリウム菌、ピシウム菌が根より侵入し、今夏の高温多湿時に急激に蔓延したものと推測されます。
顕微鏡写真

H10.8.26 受付 15×20
「トマト」罹病根、コブ内部より

H10.8.26 受付 15×40
「トマト」罹病根、コブ内部より

H10.8.26 受付 15×40
「トマト」罹病根、コブ内部より

H10.8.26 受付 15×20
「トマト」罹病根、白カビ部分